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しかし、本人達は本式の格闘技の経験がなく小柄、実際の動きを見ても、依頼者はタックルといくつかの関節技を知っている程度、弟のほうは立ち技が兄より少しましなだけといった有様で、探偵リポーターや会場からは失笑が漏れていた。アンディは番組後半に、兄弟の決戦の相手(レフェリーは角田信朗)として登場。兄弟が順番に戦ったが、いずれも手も足も出ず、アンディの足技にさんざん弄ばれるような形で惨敗。勿論アンディは本気は出していなかったが、試合中の目は真剣そのものだった。さんざんな結果であれ、やられても果敢に立ち向かってきた兄弟にアンディは敬意を払い、依頼者の目を見つめて「自己流で格闘技を行ない『自分は強い』と言う君を世間の人は笑うかもしれない。しかし私は、決して君のことを笑わない。なぜなら、私も少年の頃『空手の世界チャンピオンになる』と言って皆に笑われたにもかかわらず、K-1のチャンピオンになれたからだ。誰にでもチャンピオンになれる可能性がある。だから私は手を抜かず真剣に君の試合の相手を務めた。私は君を笑わない」(角田訳)と話した。なお、この回はアンディが死去した直後に多くの視聴者から再放送の要望があり、追悼の意を込めて後日再放送された。

アンディ・フグ